神戸の大迫が決勝ゴール 代表戦にはずみ

徳島戦の後半、ゴールを決め、武藤(手前)と喜ぶ神戸・大迫=ノエスタ
徳島戦の後半、ゴールを決め、武藤(手前)と喜ぶ神戸・大迫=ノエスタ

日本代表に選出された神戸のFW大迫が、さすがの存在感を発揮し、ワールドカップ(W杯)予選にはずみをつけた。6日にノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田生命J1リーグの徳島戦。残留争いの渦中にある徳島に中央を固められててこずりながらも、酒井のセンタリングに合わせて決勝ゴール。神戸の1-0の勝利に貢献し、「チームとして勝ち点3が是が非でもほしかった。本当に結果が出てよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

立ち上がりからボールを保持して攻め立てた神戸は、イニエスタを中心にした巧みなパスワークで徳島ゴールに何度も迫った。しかし、人数をかけてゴール前を固めた徳島の堅い守りを崩せない。

ハーフタイム。三浦監督は「中央、中央と攻めてもそこは守備が堅い。クロスと(守備ラインの)背後を突くように」と選手に指示を出した。具現化したのが、4試合ぶりに先発出場した大迫だった。後半12分、イニエスタからのパスを受け取った右サイドの酒井が相手GKとDFラインの間に絶妙のクロスを上げる。遠いサイドに走り込んだ大迫が落ち着いて、右足で合わせた。

「得点のにおいのするところにセンタリングしてくれた。いいゴールだった」と大迫。三浦監督は「もともと持っている力がすごい。一番危ないところに飛び込んでいくのがストライカー。徐々にコンディションも良くなっている。間違いなく日本代表の力にもなれる」と一撃で試合を決めた頼れる点取り屋をたたえた。

10月12日に行われたW杯予選のオーストラリア戦で右膝を負傷した大迫は、今月3日の仙台戦で復帰したばかり。「けがでチームに迷惑をかけた。痛みもやっと消えた。これからも勝ちにこだわってやっていきたい」と決意表明した。(北川信行)