印首都、大気汚染「深刻」 花火禁止、祭りで守られず 闇市場での取引横行

5日、インド・ニューデリーの大気汚染でかすむ観光名所「インド門」(共同)
5日、インド・ニューデリーの大気汚染でかすむ観光名所「インド門」(共同)

大気汚染が世界の首都で最悪とされるインドのニューデリーと近郊で5日までに、6段階ある大気汚染の指標で最下位の「深刻」が記録された。近隣州で農家による野焼きが本格化し、状況が悪化する中、4日のヒンズー教の大祭「ディワリ」で、花火が多く使われたのが決定打になった。

5日、インド・ニューデリーの大気汚染でかすむ列車(共同)
5日、インド・ニューデリーの大気汚染でかすむ列車(共同)

当局は汚染対策のため、祭りの定番となっている花火や爆竹の販売、使用を禁止していたが守られなかった。地元メディアによると、闇市場での取引が横行。4日夜から5日未明にかけて、ニューデリー各地で花火の使用が確認された。

5日朝のニューデリーは街全体に霧が立ち込めたような状態になり、視界が大幅に悪化。数百メートル先がかすんで見えず、道路を行き交う車の多くが前照灯を使っていた。

当局は微小粒子状物質「PM2・5」などの数値から汚染の度合いを指標化している。(共同)

5日、インド・ニューデリーの大気汚染で視界が悪化する道路(共同)
5日、インド・ニューデリーの大気汚染で視界が悪化する道路(共同)
5日、インド・ニューデリーで大気汚染が悪化し、前照灯を使う車やバイク(共同)
5日、インド・ニューデリーで大気汚染が悪化し、前照灯を使う車やバイク(共同)