スポーツ一刀両断「非情」と呼ばれようとも 鈴木桂治2021/11/5 06:00有料プラン記事スポーツ格闘・相撲反応練習後、武道館にたたずむ大野将平選手=7月26日、日本武道館(納冨康撮影)男子日本代表監督に就任してまず思ったのは、残り時間の少なさだった。東京五輪の開催が1年遅れたことで、次のパリ五輪まで3年もない。8月半ばに話をいただいたときは、「自分がやるしかない」とすでに腹を決めていたので驚きはなかったが、9月28日の就任会見までがことのほか長く感じられた。「一日も無駄にできない」と、じりじりした思いで待っていたのが本音だ。柔道男子日本代表の鈴木桂治監督