栃木県那須町は5日、町県民税と固定資産税の滞納を理由に差し押さえを行った銀行口座が同姓同名で生年月日も同じ別人のものだったと発表した。
同町によると、先月8日付で町県民税と固定資産税の滞納(計2万8277円分)に対し、銀行預金の差し押さえを実施した。ところが、今月2日に県外在住者から「銀行口座が差し押さえられている」との連絡があり、町で確認したところ、同姓同名で生年月日も同じだったが、滞納者とは別人だったことが判明。同町は電話で謝罪し、電話のあった2日に差し押さえ処分を解除した。
同町は差し押さえを受けた県外在住者に改めて謝罪する予定で、「チェック体制を再確認するとともに、手法や手続きを定めたマニュアルを作成するなどチェック体制の強化を図る」としている。