日本スケート連盟は5日、フィギュア女子で全日本選手権2連覇の紀平梨花(トヨタ自動車)が右足関節骨軟骨損傷の回復が遅れているため、グランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(12、13日・国立代々木競技場)を欠場すると発表した。第2戦のスケートカナダに続き、北京冬季五輪シーズンのGPを2戦とも回避する事態となった。
紀平は7月に負傷。ジャンプで着氷の軸足となる右足首が完治せず、3枠の五輪代表が懸かる最終選考会の全日本選手権(12月23~26日、さいたまスーパーアリーナ)にぶっつけ本番で出場する見通しとなった。
紀平は9月にカナダのトロントに練習拠点を移し、男子の羽生結弦(ANA)を五輪2連覇に導いたブライアン・オーサー・コーチに師事している。