「8月9日11時2分」の写真展 長崎原爆、忘れないで

「忘れないプロジェクト」の展示会で写真を眺める代表の小川忠義さん=3日、長崎市
「忘れないプロジェクト」の展示会で写真を眺める代表の小川忠義さん=3日、長崎市

長崎原爆がさく裂した1945年8月9日午前11時2分と同時刻に今年撮影された写真を集め、記憶の風化を防ぐ企画「忘れないプロジェクト」の展示会が、ナガサキピースミュージアム(長崎市)で開かれている。今月14日まで。入場無料で月曜日は休館。

企画は2009年に始め13回目。今回は国内外で撮影された243枚が寄せられ過去最多だった。

長崎市の平和祈念式典を映すテレビの前で黙とうをささげる男性被爆者=8月9日午前11時2分、さいたま市
長崎市の平和祈念式典を映すテレビの前で黙とうをささげる男性被爆者=8月9日午前11時2分、さいたま市

プロジェクト代表で長崎市の被爆者小川忠義さん(77)は市内でも原爆投下時刻に黙とうをする人が年々減り「風化しつつあるのではないか」と感じ企画を開始。12年には政府委嘱の「非核特使」として10カ国以上で被爆体験を語った。「何げない風景が一瞬にしてがれきになった。平和だから見ることができる風景だということを感じてほしい」と話している。