不適切発言の前駐韓公使、韓国警察送検せず「国際条約考慮」

相馬弘尚・在韓国日本大使館前総括公使(共同)
相馬弘尚・在韓国日本大使館前総括公使(共同)

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対日外交を表現する際に不適切な発言をしたとして、名誉毀損(きそん)などの容疑で在韓国日本大使館の相馬弘尚(ひろひさ)前総括公使を捜査していた韓国警察は5日、相馬氏を送検しないことを発表した。外交官の不逮捕特権を定めた国際条約を考慮したとしている。聯合ニュースが報じた。

韓国のJTBCテレビは7月、相馬氏が同社記者との懇談の場で、文氏が日本に対して独りよがりの外交をしているとの趣旨で「マスターベーション」との表現を使ったと報道。韓国の市民団体が相馬氏を警察に告発した。相馬氏は8月に帰国している。(ソウル 時吉達也)