西伊豆の海の幸を濃縮!魚介ラーメンのニューウエーブを食べに行こう!!

伊豆半島の西側に位置し駿河湾に面した静岡県西伊豆町は、美しい海からの恵みにあふれている。そんな西伊豆の海の幸を濃縮した魚介ラーメンが誕生した。「超濃縮!エボダイひもの丸ごとラーメン」と「超濃縮!アジひもの丸ごとラーメン」。名産品の干物を丸ごとすりつぶし、これまた名産品のカツオ節の出汁と合わせた濃厚なスープが絶妙に麺にからむ魚介ラーメンのニューウエーブだ。西伊豆の魅力いっぱいのラーメンは、11月17、18日に東京サンケイビル前広場(東京都千代田区)、19~21日は日比谷公園(同)で開かれる「第7回ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル~全国魚市場&魚河岸まつり」に出店するキッチンカーで味わえる。

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「山の清流がすぐに海にそそぎ込み、海と山がこんなにも近い距離でつながっている。素晴らしい海の幸、山の幸に恵まれた土地に違いないと感じた」

東京・虎ノ門にある人気スペイン料理店「エルトラゴン」のオーナーシェフ、栗原靖武さんは、名産品を使ったメニューの開発のために訪れた西伊豆の第一印象をこう語る。栗原さんは今回、2種のラーメンに加え、カツオ節の起源とされる「しおかつお」と名産のワサビを使った「しおかつおとワサビのせご飯」を考案した。

栗原さんはパエリアの本場スペイン・バレンシアで修業し国際的なパエリアコンクールで入賞した実績を持ち、薪で炊くパエリアが人気のエルトラゴンなどを経営している。イタリアンや和食の経験もあり、地域の食材を使った創作料理の考案も数多く手がけてきた。

西伊豆町まちづくり課の松浦城太郎さんの案内でまず訪れたのは、同町の直売所「はんばた市場」。方言の「浜端」とは、海のすぐそばという意味。目の前の漁港に水揚げされたばかりの魚介類のほか、朝採れの野菜、名産の加工品など地元の食材が並ぶ。

はんばた市場で松浦さん(右)から説明を受ける栗原さん(左)
はんばた市場で松浦さん(右)から説明を受ける栗原さん(左)

「西伊豆といえば、干物をイメージする人が多いのでは。その干物を使って身近なラーメンを作れば、多くの人に西伊豆の魅力を伝えられる。一時期ブームになった煮干しラーメンに続く魚介ラーメンのニューウエーブとして話題になる」。はんばた市場に並ぶ食材を吟味し、干物ラーメンというコンセプトが固まった。

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次に訪れたのは、「カネサ鰹節商店」。西伊豆町田子地区で作られたカツオ節は「伊豆田子節」と呼ばれ、最高級品の「本枯れ節」として知られている。明治15(1882)年創業の同社は、「手火山式培乾製法」と呼ばれる古来より伝わる伝統的な製法で本枯れ節を作り続けている。燻す工程で職人が手作業で薪をくべ火加減を調整するという手間ひまかかる製法だ。「しおかつお」もここで製造されている。丸のカツオに大量の塩をすり込み、乾燥させたもので、カツオ節の原形とされる。薄い切り身にしてあぶり、そのまま酒のつまみにしたり、ご飯にのせてお茶漬けで食べたりするのがおすすめだという。松浦さんは「西伊豆はカツオ節の発祥の地といえる。本枯れ節を作っているところは全国でも数少ない。西伊豆のカツオ節をもっと多くの人に知ってもらいたい」と話す。

カネサ鰹節商店5代目の芹沢さん(左)からカツオ節の説明を受ける栗原さん(右)
カネサ鰹節商店5代目の芹沢さん(左)からカツオ節の説明を受ける栗原さん(右)

「料理を通じてどう西伊豆の魅力を伝えていくのか」。栗原さんは、試行錯誤を重ねた。使用する干物にはアジとエボダイを選んだ。干物は焼き、特にアジは焦がして香ばしさを出した上で、丸ごとミキサーで粉末に。たっぷりのカツオ節でとった出汁、カツオの魚醤のタレと合わせ、ポタージュ状の濃厚なスープにした。「100パーセント魚のスープ。魚離れが進んでいるなか、新しい魚の食べ方にもなる。干物を丸ごと粉末にすることで、カルシウムが豊富な骨まで食べ尽くせる」と、栗原さん。

麺には、濃厚なスープがちょうどよくからむようストレートの細麺を特注した。仕上げに、熱したオイルで干物の頭を煮て、魚の風味を付けたオイルを回しかけ、名産のあおさをトッピングして完成だ。熟成された干物の旨味とカツオの風味が合わさった濃厚なスープは、まるで魚を飲んでいるよう。アジは魚の旨味が濃く、エボダイは上品な風味が楽しめる。ストレートの細麺にスープが絶妙にからみ、これまでにない魚介ラーメンに仕上がっている。

超濃縮!アジひもの丸ごとラーメン
超濃縮!アジひもの丸ごとラーメン
超濃縮!エボダイひもの丸ごとラーメン
超濃縮!エボダイひもの丸ごとラーメン

サイドメニューの「しおかつおとワサビのせご飯」は、刻んだしおかつおと本枯れ節の削り節、おろしたてのワサビをアツアツご飯にのせた。伊豆半島の山間部の豊富な湧き水で育まれたワサビは風味がよく、同じ地元で作られたカツオとの相性も抜群だ。

しおかつおとワサビのせご飯
しおかつおとワサビのせご飯

栗原さんは「西伊豆の風土や食文化を感じられるメニューができた。食べたらきっと西伊豆に行ってみたくなる」と、胸を張る。今回のメニューに使った干物やワサビ、しおかつお、本枯れ節、あおさは「はんばた市場」で購入することができる。はんばた市場では、指定の釣り船で釣った魚を持ち込むと、町内の飲食店や土産物店などで使える地域通貨「サンセットコイン」で買い取ってくれる「ツッテ西伊豆」も実施している。

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松浦さんは「干物ラーメンを新しい地元の名物にしていきたい。西伊豆には、新鮮な魚介や美しい海と夕陽など魅力がいっぱいある。ぜひとも西伊豆に足を運んでほしい」と話す。東京サンケイビル前広場と日比谷公園に出店するキッチンカーで西伊豆の魅力いっぱいのラーメンを食べて、西伊豆へ遊びに行こう!

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提供:静岡県西伊豆町役場