松野官房長官が沖縄入り「負担軽減を」 知事面会も

平和祈念公園を訪れた松野博一官房長官=5日午後、沖縄県糸満市
平和祈念公園を訪れた松野博一官房長官=5日午後、沖縄県糸満市

沖縄県の基地負担軽減担当を兼務する松野博一官房長官が5日、沖縄入りした。松野氏の沖縄入りは岸田政権発足後初めて。6日に玉城デニー知事と会談するほか、米軍普天間飛行場(宜野湾市)や移設先の名護市辺野古沖を上空から視察する。

岸田文雄首相は就任後初の所信表明演説で、沖縄の負担軽減について「丁寧な説明、対話による信頼を築きながら沖縄の基地負担の軽減に取り組む」と述べており、松野氏はこうした政権の姿勢をアピールする狙いがある。

訪問初日の5日夕、松野氏は糸満市の平和祈念公園を訪問した。先の大戦で激しい地上戦となり、民間人を含め約20万人が亡くなった沖縄戦の戦没者を慰霊するため献花し、黙禱を捧げた。その後、記者団の取材に応じた松野氏は「沖縄の苦難の歴史に思いを致した。戦後75年以上経っているにも関わらず、大きな基地負担を担っていただいている」と語った。

6日に予定している玉城氏との会談では、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた政府方針を改めて伝える考え。「辺野古への移転が唯一の解決策という思いを伝えたい。知事の考えもしっかりうかがいたい」と述べた。滞在中、基地周辺住民から意見を聞く車座集会や基地周辺の視察なども行う予定だ。