マンスリー将棋

ヒューリック会長「一番強い女流棋士決めたい」

初代白玲となった西山朋佳白玲(中央)の会見には、主催するヒューリックの西浦三郎会長(左)と日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段も同席した=10月16日、奈良市
初代白玲となった西山朋佳白玲(中央)の会見には、主催するヒューリックの西浦三郎会長(左)と日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段も同席した=10月16日、奈良市

女流の最高棋戦「ヒューリック杯白玲(はくれい)戦」(ヒューリック主催)は10月16日の七番勝負第4局で西山朋佳(ともか)女流三冠(26)=女王・女流王座・女流王将=が勝利し、シリーズ4連勝で〝初代白玲〟に輝いた。

自身初の女流4冠(11月4日に女流王将を失い3冠に)も果たした西山白玲の喜びの記者会見には、ヒューリックの西浦三郎会長も同席。西浦会長は会見で、白玲戦創設について日本将棋連盟に2つだけ要望したことを明かした。

1つは「厳しさ」。女流順位戦というリーグ戦で、男性棋戦の順位戦とほぼ同じシステム。取り入れたのが昇段・昇級、降級の規定だ。上からA級、B級、C級、D級に分けられ、①A級入りで女流二段②B級入りで女流初段③C級入りで女流1級。クラスごとには、成績に応じた昇級や降級もある。

もう1つが西山白玲の参加。創設当時、西山白玲はプロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグに所属しており、出場できるか問題があった。しかし、西浦会長は女流棋士で一番強い人を決めてほしいという思いから、「西山さんを出場できるようにしてほしい」とお願いしたという。

西山白玲はこれに応えるかのように、「創設していただいた当初から思い描いていたビジョンでもあったので、(白玲獲得は)この上ない喜びだと感じています」と笑顔で語った。

第2期白玲戦・女流順位戦は既に開幕している。(田中夕介)