浪速風

温暖化対策が和食を守る

もともとイクラは高根の花だが、その親のサケも気軽に楽しめなくなるかもしれない。シーズンを迎えた北海道の秋サケの定置網漁が不振だという。地球温暖化で海水温度が上昇していることも理由の一つのようだ

▼英北部グラスゴーで、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開かれている。岸田文雄首相も出席したが、またも日本は温暖化対策に後ろ向きな国に贈られる「化石賞」を受賞した。2050年までに国内の温室効果ガス排出量実質ゼロという目標に向け、日本なりの努力を訴えても「甘い」と非難ごうごうだ

▼かつて二酸化炭素(CO2)排出について現実離れした公約を掲げた首相もいたから、できることを積み上げる姿勢は仕方がない。正直すぎる気もするが。そもそも日本は率先して省エネに努めてきたから削減余地は少ないのだが、サケは日本の食卓に欠かせない食材である。和食文化を守るため、もう一段努力したい。