「岸田外相」再び 兼務で4年3カ月ぶり就任

記者団の取材に応じる岸田首相=4日午前、首相官邸
記者団の取材に応じる岸田首相=4日午前、首相官邸

岸田文雄首相は4日、茂木敏充氏が自民党幹事長に就任するのに伴い、次の組閣までは自ら外相を兼務すると表明した。首相が外相に「復帰」するのは4年3カ月ぶり。首相は連続在任で戦後最長の4年7カ月にわたり外相を務め、首相候補に浮上した。首相が外相を兼務するのは小泉純一郎元首相以来。

「次の組閣までは私が外相を兼務させてもらう」

首相は4日、首相官邸で記者団にこう説明した。外相は首相にとってとりわけ思い入れの深いポストだ。平成24年発足の第2次安倍晋三政権で起用され、27年の慰安婦問題をめぐる日韓合意や28年のオバマ米大統領(当時)の広島訪問などを実現。在任期間は戦後歴代2位、連続・専任では最長の1682日を務めた。

首相が外相を兼任するのは14年1月の小泉氏以来となる。小泉氏は官僚との対立などで国会審議を混乱させた外相の田中真紀子氏を更迭し、今回の首相と同様、緊急避難措置で自ら外相を兼ね、後任を決めるまで3日間務めた。

外相の歴代最長は首相との兼務が長かった吉田茂氏の1909日。岸田首相の兼務期間は今月10日の第2次岸田内閣発足までで、後任には岸田派(宏池会)の林芳正元文部科学相が浮上している。