日本製紙、15%以上値上げ 燃料高と需要低迷で

日本製紙は4日、印刷用紙、情報用紙、産業用紙をいずれも15%以上値上げすると発表した。来年1月1日出荷分から適用する。ボイラーの燃料として使う石炭の価格高騰を反映させる。新型コロナウイルス禍で需要が低迷しており、利幅を確保する狙いもある。

これら洋紙の値上げは約3年ぶり。王子ホールディングスや大王製紙が追随する可能性がある。

印刷用紙はチラシや雑誌、情報用紙はコピー用紙に使われる。産業用紙は包装紙などで、段ボール原紙や紙パックは今回の値上げ対象に含まない。

インターネット通販の拡大で段ボール需要が膨らんでいる一方、イベントの自粛や在宅勤務の普及に伴い「紙離れ」に拍車が掛かっている。日本製紙は今年9月末に釧路工場(北海道釧路市)を閉鎖したほか、来年5月には石巻工場(宮城県石巻市)の主力設備の一つを停止する予定だ。