mRNAワクチン受託製造 タカラバイオ

タカラバイオは4日、メッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれる遺伝物質を利用したワクチン受託製造に参入することを明らかにした。米ファイザーや米モデルナの新型コロナウイルスワクチンで利用されているタイプで、現在は輸入に依存しているが、国内でも生産できるようにすることで調達リスクの軽減につなげる。

来年1月をめどに本社工場(滋賀県草津市)の既存設備でmRNAワクチンを生産できるようにする。ファイザー製ワクチンに換算すると年1200万回分を生産できるようになるという。

タカラバイオは、mRNAワクチンに近いとされ、大阪大発ベンチャーのアンジェスが開発中のDNAワクチンの製造を受託した実績がある。この技術をmRNAワクチンの製造に応用するとしている。広報担当者は「次の感染拡大に備えてワクチンを安定供給できるよう、国内インフラの整備に貢献したい」と話している。