EU議会議員が台湾訪問 蔡総統らと会談へ

台湾北部の桃園国際空港に到着したEU欧州議会の議員ら=3日(中央通信社=共同)
台湾北部の桃園国際空港に到着したEU欧州議会の議員ら=3日(中央通信社=共同)

欧州連合(EU)欧州議会の議員7人を含む13人が3日、台湾北部の桃園国際空港に到着した。外交部(外務省)によると、サイバー攻撃や中国の「偽ニュース」による情報操作への対応を協議する。5日まで。

一行は蔡英文総統や蘇貞昌行政院長(首相)らと会談する。蔡政権は統一圧力を高める中国の習近平指導部に対抗するため、日米や欧州、オーストラリアなどと実質的な関係強化を進めている。訪問に対して中国が反発するのは確実だ。欧州議会は10月21日、中国による軍事的圧力を懸念し、台湾との関係強化をEU欧州委員会などに求める文書を賛成多数で可決した。欧州では巨大経済圏構想「一帯一路」を通じ影響力を拡大し、香港弾圧などを進める中国への不満が高まっている。

蔡政権は10月に呉釗燮外交部長(外相)を欧州に派遣。呉氏はスロバキアやチェコ、ベルギーで各国と台湾は「民主主義や人権といった価値観を共有している」とアピールした。頼清徳副総統は10月の会議で、台湾は毎月平均3千万回のサイバー攻撃を受けていると明らかにした。(共同)