皇居で文化勲章親授式 長嶋茂雄氏ら「より一層野球界のために」

文化勲章の親授式を終え、記念撮影に納まる長嶋茂雄さん=3日午前11時26分、皇居宮殿東庭(代表撮影)
文化勲章の親授式を終え、記念撮影に納まる長嶋茂雄さん=3日午前11時26分、皇居宮殿東庭(代表撮影)

文化勲章の親授式が「文化の日」の3日、皇居・宮殿で行われ、天皇陛下が元プロ野球選手の長嶋茂雄氏(85)ら6人に勲章を手渡された。

出席した他の受章者は、短歌の岡野弘彦(97)、文化人類学の川田順造(87)、歌舞伎の尾上菊五郎(79)、洋画の絹谷幸二(78)、数学の森重文(70)の5氏。ノーベル物理学賞に決まった気象学・気候学の真鍋淑郎(しゅくろう)(90)、分子生物学の岡崎恒子(88)の両氏は欠席し、バレエの牧阿佐美氏は10月に87歳で死去した。

式に続き、岡野氏が代表で感謝の言葉を述べると、陛下は「長年、努力を重ね大きな業績をおさめ、文化の向上に尽くされたことを誠に喜ばしく思います」と述べられた。長嶋氏の親族によると、陛下は式終了後、長嶋氏に「野球を長い間やってこられたので良かったと思います。実際に私も野球の経験があるのでうれしいです」と声をかけられたという。長嶋氏は親族を通じ、「より一層野球界のために一生懸命頑張っていきたい」とコメントした。

受章者らは式終了後、宮内庁庁舎で記者会見したが、長嶋氏と尾上氏は体調やスケジュールを考慮して欠席した。昭和天皇をはじめ、長年皇室の歌の相談役を務めた岡野氏は、「昭和の御代、現在の御代の和歌のご相談役を務めたことを大変名誉なことだと思わせていただいています」と喜びを語った。

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