豪「RCEP1月発効」日中韓含む初の貿易協定

オーストラリア外務貿易省は2日、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が来年1月1日に発効することが決まったと発表した。同国とニュージーランドが批准手続きを終えたためとしている。RCEPは自由貿易を推進する枠組みで、日本にとっては中国、韓国と初めて結ぶ自由貿易協定となる。

RCEPは東アジア地域の貿易自由化に向けた経済連携協定で、東南アジア諸国連合(ASEAN)も参加。関税削減に加え、電子商取引(EC)や知的財産などに関するルールを規定している。

ASEAN10カ国とそれ以外の5カ国のそれぞれ過半数が批准手続きを終えてから60日後に発効する取り決めになっている。

ASEAN以外の国は日本、中国、オーストラリア、ニュージーランドの手続き完了で条件を満たした。ASEANは6カ国以上の手続き完了が必要で、シンガポール、タイ、ブルネイ、カンボジア、ラオスの5カ国が手続きを終えた。(共同)

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