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スーパー総菜① 店の「顔」 コロナ禍で変化

こだわりのおつまみ総菜(全国スーパーマーケット協会提供)
こだわりのおつまみ総菜(全国スーパーマーケット協会提供)

新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが変化するなか、〝おうちごはん〟を支えるスーパーマーケットの総菜コーナーも変革期を迎えている。

全国約300社のスーパーが加盟する全国スーパーマーケット協会などによると、昨年の総売上高は巣ごもり需要を受けて前年比5%増だったが、総菜は横ばいだった。とくに3~6月は落ち込みが顕著で、4月には前年同月比5%減だった。

「当時主流だった(客自身がトングなどを使っておかずをパックに入れる)『バラ売り総菜』が、敬遠された」と、同協会で総菜部門の活性化を担う事業創造室の籾山朋輝シニアディレクター。

協会は昨年5月、「感染拡大予防ガイドライン」を定め、パック販売への変更などを加盟社に呼びかけた。地域の憩いの場であったイートインも閉鎖した。家庭で調理する人が増えて生鮮食品や小麦粉などの食材が売れる一方、総菜売り場はにぎわいを失った。

しかし、昨夏から回復をみせる。各社が本格的なおつまみやエスニック総菜など独自商品を相次いで開発、これが人気を呼び、今年4月の売上高は前年同月比8%増となった。籾山氏は「従来は考えられなかったような商品。中食需要は依然高く、変化に対応した商品開発が求められている」と言う。

変化するおうちごはんニーズにいかに応えるか、各社の試行錯誤が続く。

(取材協力 全国スーパーマーケット協会)