浪速風

コロナ 新しい駅の風景

久々に飲んでの帰り。JRから私鉄への乗換駅で、駅員が改札前に出て叫んでいた。「準急の終電はまもなく発車です」。時計を見ると、まだ午後11時前だ。長い自粛期間に終電の時間が大幅に繰り上がったらしい。酔いもさめる思いであわてて改札を抜けた

▼JR西日本は、10月のダイヤ改正で大幅に便数を減らした。最大で1日当たり21路線127本もの減便。全体の運行本数の約1%に当たり、近畿では平日36本、休日では60本が無くなった。コロナ禍で繰り上がっていた終電時間はほぼ元に戻ったが、これだけ減便になれば、時計とにらめっこしながらの利用にならざるを得ない

▼コロナ禍は駅の風景を変えた。大阪、京都、三ノ宮駅では今年4月の平日昼間の利用者は1年前から37%減。JR西は2度にわたり、乗務員ら約1400人を一時帰休させた。コロナ感染は今は落ち着いているが、新しい生活様式はこのまま定着させねばならないのだろう。