産経抄

11月2日

来日した外国人が一番びっくりするのは、電車の中で若い女性が居眠りする光景だという。もっともこんな事件が続くようでは、ウトウトしてもいられない。

▼先月31日の夜、東京都内を走る京王線の電車内で、24歳の男が乗客の70代の男性を刃物で刺し、油をまいて火をつけた。ハロウィーンの夜を意識したのか、映画「バットマン」の悪役「ジョーカー」の扮装(ふんそう)をしていた。「2人以上殺せば死刑になると思った」。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男の供述である。

▼東海道新幹線で平成30年に起きた死傷事件を受けて、国土交通省は翌年、車内への刃物の持ち込みを禁止した。今年7月からは、鉄道事業者が乗客の手荷物を検査できるようになった。とはいえ全員を調べるのは不可能である。防犯カメラの設置も、凶悪事件の犯人が逮捕を覚悟しているなら抑止は期待できない。

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