水管橋崩落受け総点検 和歌山県PT初会合

「リダンダンシー」の観点から和歌山県内を総点検するプロジェクトチームの初会合=県庁
「リダンダンシー」の観点から和歌山県内を総点検するプロジェクトチームの初会合=県庁

和歌山市の紀の川に架かる「六十谷(むそた)水管橋」が崩落し、大規模断水が発生した問題を受け、和歌山県は2日、ライフラインの複数保持を意味する「リダンダンシー」(冗長性、余剰などの意)の観点から県内を総点検するプロジェクトチーム(PT)の初会合を県庁で開いた。県内の市町や民間団体などから関係者が参加。ライフラインの強靭性や複数化の確保に向けた意見交換をした。

崩落した水管橋は、紀の川の南側にある浄水場から川以北に水を供給する唯一のルート。崩落で約6万世帯約13万8千人に1週間近く断水が発生した。

仁坂吉伸知事は、水道だけでなく電気、ガスなどについても、リダンダンシーの観点から総点検する考えを示していた。

PTの初会合で、プロジェクトリーダーの細川一也・県危機管理監は「県、市町、民間が連携して、こうした点検をするのは初めてで、他の府県からも注目されている。忌憚(きたん)のない意見をいただき、県民の安全・安心な生活の基本であるライフランの点検を一緒に進めていきたい」と話した。

会合では、道路や河川、水道など各分野ごとに点検や評価方法などを協議。緊急輸送道路の点検については県が担当する一方、孤立集落のアクセス道路やため池、水道などについては市町村が担当することなどを申し合わせた。

まずは各分野で詳細な点検項目を固め、点検作業に着手。点検後に結果を取りまとめ、12月中旬ごろに2回目の会合を開く予定としている。