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朝晴れエッセー

インスタントカップ焼きそば・11月2日

71歳の母のことですが最近急に年老いてきました。階段で息切れをする、自転車に乗れなくなる、細かな文字が読みにくい。

そして先日は昼食時にインスタントカップ焼きそばを作る際、握力が弱くなったため湯切り口の蓋が開けられないことが。

「私開けるよ」と言うのですが「自分でやる」と強情。そして結局、包丁の先でほじくり開けたところ、大きく穴を開けすぎシンクに全ての麺が。思わず2人「ああ…」と声が漏れました。

私は思うのです。当たり前にできたことが老化でできなくなったときに、娘として何と声掛けしたらよいのか。

今回、とっさに出た言葉が「大丈夫」でした。

大丈夫と言いながら麺をわしづかみし、ざるに上げ水洗いし、フライパンで炒める。そして「おまけね」と言って冷蔵庫の中からウインナーを2本取り出し、タコさんウインナーにして一緒に炒めました。

無事食べながら「私が幼いとき失敗すると母はいつも笑って『大丈夫』と言ってくれたなあ」とふと思いました。

そして落ち込んだときは「おまけね」と私の好きな玉子焼きをよく作ってくれたことも鮮明に思い出しました。今回、私の中に染み込んだ「大丈夫」「おまけね」が自然に染み出たのかもしれません。

これからも母の老いを感じるでしょう。

そのときには「大丈夫という気持ちで、おまけのタコさんウインナーほどの小さな幸せを共有できますように」と心の中で願い、お互い青のりが付いた歯を見てガハハと笑っていました。]

山下さやか 40 福井市