きっかけの種

極意は「満腹より満足」 ご当地鍋で心も健康に

コミュニティ「きっかけ」で集まった声からニュースを発掘します。
コミュニティ「きっかけ」で集まった声からニュースを発掘します。

 食欲、スポーツ、芸術・・・。秋といえば、さまざまなことに打ち込みやすい季節だ。コミュニティ「きっかけ」の、秋に充実させたいことについての投稿約300件からは、「食」と「健康」への関心の高さがうかがえた。

 「やっぱり食欲の秋」「サツマイモ、柿などを食べ比べしたい」。新型コロナウイルス緊急事態宣言が全面解除されたものの、外出や外食への思いには個人差があるなか、「食欲」を挙げる人が目立った。

 コロナ禍での健康意識の高まりもうかがえた。「太らない食欲の秋を楽しみたい」「腹八分目に味わう」と、食欲と健康の間で葛藤する声も目立った。在宅時間が長くなり体を動かさず「おなか周りが悲惨」という悲鳴も。「油分を控える」「間食を止める」など食習慣の改善やダイエットを始めるという人も多かった。

 読書や断捨離で在宅時間を活用するという人も。ウィズコロナの秋を、それぞれに楽しもうと工夫する姿勢が印象的だった。

 栄養士の育成やヘルスケア商品の開発支援を担う、一般社団法人「NS Labo」(横浜市港北区)代表理事で管理栄養士の岡田明子さんは「旬の食材が豊富な秋は、『食の楽しさ』を見つける良い機会。不安の多い世の中だが、食は心の健康にもつながる」と話す。

 コロナ禍での健康維持について岡田さんは「食事時間のリズムが大切。在宅勤務で不規則になった人も多いのでは」とする。テークアウトやコンビニ弁当を食べることが多い人は野菜や海藻類が不足しがちなため、千切りキャベツなどを加えることをすすめる。

 健康な食事の“極意”を「満腹より満足」と岡田さん。食器や食卓の装飾、献立や盛り付け、家族との会話などを楽しむことで、満足度が上がるという。「腹八分目とよく言うが、食欲を我慢するのは難しい。食べる環境を整え、一品一品を丁寧に味わうことで満たされる」とする。あえて高級な食材を少し加えたり、屋外で食べたりして特別感を出すのも良いという。

アンコウ鍋
アンコウ鍋

 手軽に特別感を味わえる料理として、鍋物を挙げる。「出汁(だし)には、具材の栄養も含まれる。食物繊維やタンパク質も取りやすく、風味の変化もつけやすい」とする。ご当地食材を取り寄せ、国内外の料理を再現して旅行気分を味わうのも良い。秋に旬を迎えるキノコやサトイモ、ゴボウなどもおすすめだ。

 「食習慣は世代を超える。健康に良い食べ方をこの機会にぜひ身につけてほしい」としている。

「きっかけ」とは

産経新聞社が運営するコミュニティ。現在約2万人の参加者が、コミュニケーションを交わしており、「参加者の会話が社会性のあるニュースになるメディア」をコンセプトに運営を行っている。登録、参加は無料 https://www.beach.jp/community/KIKKAKE/index