仙台市選管でまたミス…開票7時間遅れ

ミスはまたしても防ぐことができなかった。知事選と同じ10月31日に投開票が行われた衆院選で、仙台市の開票所でミスが相次ぎ、選挙区での得票数の確定発表が予定よりも最大で7時間遅れた。同市では、ここ数年に実施された国政選挙や市長選などの選挙が行われるたびにミスが相次いでおり、市選挙管理委員会も対策を講じて今回の選挙に臨んだはずだったが、改善されることはなかった。

青葉区選管によると、今回の衆院選では同区の開票所で1日午前3時ごろ、開票した投票用紙の合計「投票総数」が、各投票所から報告された投票者の合計より17票多いことが判明。各投票所の未使用の投票用紙などを再集計したところ、1カ所の投票所で実際の投票者数よりも少なく報告されていた。再集計の作業で手間取るなどしたため、確定時刻は予定の1日午前1時半から同8時半にずれ込んだ。

また、泉区や太白区の開票所でも投票総数と投票者数の不一致をめぐる対応などで時間がかかり、それぞれ確定時刻で約2時間、約3時間半の遅れが出た。

同市では平成26年12月の衆院選で、青葉区で選管の職員が白票を水増しする事件が発覚。その後の選挙でもミスが繰り返されており、市選管はマニュアルの見直しや投票所に投票用紙の自動交付機を設置するなど対策を講じてきた。今回は衆院選の選挙区、知事選など4種類の「投票録」(投票者数の記録)を1枚に統一し、作業量を減らすなど対策を取ったが、ミスは防げなかった。

市選管の斎藤重信事務局長は1日、「ご迷惑をおかけして申し訳ない。必要な事務改善を行いながら次回の選挙に向けてしっかりと取り組む」と陳謝。郡和子市長も2日の定例会見で「これまでの選挙を検証してさまざまな対策を取っていた中で(ミスを)防げなかったのは残念。今回の課題を検証し、改善点があれば、次の選挙までに適切に対応をしていただきたい」と語った。

来夏には参院選を控えており、市選管が〝負の連鎖〟を断ち切ることができるのか注目される。