中国、コロナ拡大で制限強化 ディズニー休園

上海ディズニーランド付近でタクシーを待つ人たち=10月31日、中国・上海(共同)
上海ディズニーランド付近でタクシーを待つ人たち=10月31日、中国・上海(共同)

【北京=三塚聖平】新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国各地で制限措置が強化されている。秋の観光シーズンに旅行客を介した市中感染が広がっているためで、上海ディズニーランドが臨時休園したほか、北京市中心部では結婚披露宴を禁止。中国は、わずかな感染拡大も許さない「ゼロコロナ」政策の継続を鮮明にしている。

中国では10月中旬から各地で市中感染の拡大が続く。中国メディアによると関連する感染者は10月31日までに16の省・直轄市・自治区で400人超となった。当局は感染者の移動履歴を調べ、濃厚接触者の隔離などを徹底している。

中国メディアによると、上海ディズニーランドは今月1日から2日間、臨時休園した。浙江省杭州市で見つかった感染者1人が10月30日に同園を訪れていたことが翌31日に判明したためだ。

一方、北京市当局は29日、市中心部のホテルでの結婚披露宴を禁じると発表。老舗ホテル「北京飯店」などで結婚披露宴を撮影していたカメラマンの感染が確認されたからだ。市当局は同日、市外から北京を訪れている団体観光客に対して速やかに旅行を中止し、PCR検査で陰性確認後すぐに帰途につくよう求めるなど警戒を強めている。

北京では、今月8~11日に中国共産党の重要会議である第19期中央委員会第6回総会(6中総会)を控えているほか、来年2月には冬季五輪の開幕も予定しており、当局者の緊張が増しているとみられる。