国連事務総長が不満表明 G20の温暖化対策めぐり

国連のグテレス事務総長(AP)
国連のグテレス事務総長(AP)

グテレス国連事務総長は31日、ローマで開かれた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の地球温暖化対策の成果について「歓迎するが、希望は満たされずにローマを去る」とツイッターで不満を表明した。

G20は今回、産業革命前と比べた世界の気温上昇を1・5度以内に抑える目標の重要性を確認したが、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標時期を「今世紀半ば」とぼかすなどの妥協を余儀なくされた。

グテレス氏は「石炭燃焼による古い発展モデルは、経済と私たちの惑星にとって死刑であることを全ての国が認識する必要がある」と指摘。「1・5度の目標が存続するよう、英グラスゴーでの国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向かう」と同会議での進展に期待を込めた。(共同)