自民上川氏、3氏振り切り7選 静岡1区

当選を確実にし、万歳をする上川陽子氏=31日午後8時過ぎ、静岡市葵区の選挙事務所(松本恵司撮影)
当選を確実にし、万歳をする上川陽子氏=31日午後8時過ぎ、静岡市葵区の選挙事務所(松本恵司撮影)

前回に続いて4党乱立の構図だった静岡1区は、自民前職の上川陽子氏が、立民と国民の候補や、維新前職を振り切り、7回目の当選を確実にした。

午後8時過ぎに当確の報が届き、上川氏は静岡市葵区の選挙事務所で支援者らと笑顔で万歳。「新型コロナ後の日本は難しい舵取りを迫られるが、しっかりとした道筋をつけるために、私の21年目の政治家としてのスタートがきょうからはじまります」などと決意を語った。

法相や公文書管理担当相などを歴任したベテランで政策にも精通しており、他候補の応援で選挙期間の約半分は地元を離れたが、幅広い課題で自公政権の実行力を強調して支持を集め、優位に戦いを進めた。

一方の野党。共産は比例に注力するとして予定者を降ろしたが、立民と国民は過去の経緯から一本化はせず、競合することとなった。野党系が自民に競り勝った10月24日の参院静岡選挙区補欠選挙の勢いを引き継ごうと、立民新人の遠藤行洋氏は「まっとうな政治に変える」、国民元職の高橋美穂氏は「世の中をがらりと変えられるのは野党」と訴えたが、上川氏を阻止できなかった。

維新前職の青山雅幸氏は、国会審議を通じて政府の政策を改善させた実績を訴えたが、選挙区での勝利はならなかった。