妻「どうしても捕まえて」 新潟タクシー強殺から12年

新潟県警の捜査員らの情報提供の呼び掛けを見守る阿部次男さんの妻=1日午後、新潟市
新潟県警の捜査員らの情報提供の呼び掛けを見守る阿部次男さんの妻=1日午後、新潟市

平成21年に新潟市東区でタクシー運転手、阿部次男さん=当時(63)=が殺害され現金を奪われた強盗殺人事件から12年となった1日、阿部さんの妻が現場を訪れ、報道陣の取材に応じた。「どうしても捕まえてほしい。苦しみは今でも変わらない」と解決を切に訴えた。

生前の阿部さんを「友達のようであり、できすぎた夫」と回想。「何も悪いことをしたわけではないのに…。子どもたちから父親を奪ったことが一番つらい」と苦しい胸の内を語った。現場では「待っていて。もう少し我慢してね」と語りかけながら手を合わせた。

妻が見守る中、新潟県警の捜査員とタクシー会社の元同僚が現場で献花。捜査員らは現場近くのスーパーで買い物客にチラシを配り、容疑者として疑われる「最後のタクシーの乗客」に関する情報提供を呼び掛けた。藤村真琴捜査1課長は「風化させてはならず必ず解決したい」と強調した。