関西スーパー株ストップ安 H2Oとの統合案可決で

H2Oとの統合案が可決となり、取材に応じる関西スーパーの福谷耕治社長=10月29日午後、兵庫県伊丹市のホテル(永田直也撮影)
H2Oとの統合案が可決となり、取材に応じる関西スーパーの福谷耕治社長=10月29日午後、兵庫県伊丹市のホテル(永田直也撮影)

1日の東京株式市場で関西スーパーマーケット株が急落し、前週末終値比400円安の1448円で取引を終えた。値幅制限の下限に当たるストップ安だった。同社が10月29日に開いた臨時株主総会でエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの統合案が可決。首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)の買収断念が悪材料となり売り注文が殺到した。

総会では統合案の可決に出席株主が持つ議決権の3分の2以上の賛成が必要で、それをかろうじて上回る66・68%の僅差で決着した。

総会終了後に関西スーパーの福谷耕治社長が報道陣へ「当社の企業価値のあり方について判断いただいた結果。成長に期待してほしい」と話したばかりで、投資家からは厳しい評価が突き付けられた形。実際に総会に参加した一部の株主は取材に対し、「こんな経営陣では将来が期待できない」「株主に向き合っていない」として、株式の処分を検討するなどと話していた。

関西スーパーとH2Oの統合案は8月に正式発表された。その後、オーケーが6月時点で関西スーパーに買収提案していたことを明らかにし、上場来最高値と同じ1株2250円でTOB(株式公開買い付け)を実施する意向を表明。対するH2O側は事業計画が順調に進めば、経営統合後の理論株価は1株2250円を上回ると説明し、オーケー側と対立していた。