自民各派閥とも勢力減 麻生派が第2派閥に

衆院選で自民党の全7派閥は、いずれも人数を減らす結果となった。

最大派閥の細田派(清和政策研究会)は97人から89人となった。参院議員を自動失職して出馬した高階恵美子氏が当選したが、中山泰秀元防衛副大臣らが落選した。

第2派閥だった旧竹下派(平成研究会)は54人から46人に減らし、53人から48人となった麻生派(志公会)に抜かれた。旧竹下派では当選8回の三原朝彦氏が落選。厚生労働副大臣などを務めた渡嘉敷奈緒美氏らも及ばなかった。麻生派では元環境相の原田義昭氏らが落選した。

最も勢力を減退させたのは二階派(志帥会)で、47人から37人となった。伊吹文明元議長、河村建夫元官房長官が不出馬だったことに加え、元沖縄北方担当相の福井照氏、当選8回の山本拓氏らが落選した。

岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派(宏池会)は、衆院にくら替えして当選した林芳正前参院議員を含め41人で、5人減となったが、結果的に二階派を抜いて第4派閥となった。ただ、宮腰光寛、竹本直一、三ツ矢憲生各氏が引退したほか、山本幸三元地方創生担当相、左藤章幹事長代理が落選し、ベテラン・中堅が去る形となった。

石破派(水月会)は鴨下一郎元環境相が引退し、2人落選して16人から13人となった。10人の最小派閥・石原派(近未来政治研究会)は、会長の石原伸晃元幹事長や、当選16回だった野田毅元自治相ら3人が落選。無所属から追加公認となった田野瀬太道氏を加えても7人にとどまった。

すでに初当選組の入会が内定している派閥もあるが、所属未定の新人をめぐる争奪戦が繰り広げられる可能性もある。