10月の百貨店販売は増収 宣言解除で回復傾向

大手百貨店4社が1日発表した10月の既存店売上高(速報)は、新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言が9月末をもって全面解除されて客足が伸び、前年同月比0・2~6・8%増となり回復傾向が見られた。

コロナ禍で売れ行きが不振だった紳士服や婦人服は、外出する人が増えて好調に推移した。富裕層が高額品を買い求める動きは依然活発で、宝飾品やブランド品も順調だった。

前年同月比の売上高はJ・フロントリテイリングが6・8%増、三越伊勢丹ホールディングス(HD)が6・4%増、高島屋が5・6%増、そごう・西武が0・2%増だった。三越伊勢丹HDの広報担当者は「宣言が解除され、購買意欲に改善が見られた」と指摘した。

消費税増税で売り上げが落ち込んだ2019年10月比は、J・フロントと三越伊勢丹HDは1割前後のプラス、高島屋とそごう・西武は6・6%増となった。18年10月比は各社とも、1割ほどのマイナスだった。