千葉県流山市選挙管理委員会は1日、衆院選で14歳の少年が投票するミスがあったと発表した。
市選管によると、31日午後6時ごろ、若い男性が投票所を訪れ、入場整理券を示して選挙区の投票用紙を受け取り、そのまま投票した。男性の容姿が幼いことに投票管理者が気付き、問いただすと、14歳と答え、ミスが分かった。少年は、自分は父親の代理で、父親の整理券を持って投票に来たと答えたという。
選挙区の投票を終えた少年は、比例区と国民審査の記載台のところまで来ていたが、ここで14歳と分かったため、こちらの投票は直前に阻止できた。少年が投じた票の特定は困難で、選挙区の「一票」は有効票になった。
投票所受け付けで、整理券に記載された年齢をチェックしなかったのが原因といい、市選管では「これまでになかったミス」としている。
同市には45カ所の投票所が開設されたが、市選管はミスがあったのがどの投票所かは非公表としている。