衆院選 「私たちが引っ張る」女性議員1割未満

当選確実となり支援者らの声援に手を挙げる牧島かれん氏=10月31日午後、神奈川県小田原市(三尾郁恵撮影)
当選確実となり支援者らの声援に手を挙げる牧島かれん氏=10月31日午後、神奈川県小田原市(三尾郁恵撮影)

第49回衆院選は1日未明に全465議席の当選者が確定した。今回当選した女性候補者は、平成29年の前回衆院選より2人減って45人。当選者全体に占める割合は9・7%と、1割に満たなかった。活力ある社会のために、女性のさらなる活躍は不可欠。当選した女性候補は、決意を新たにした。

「女性も含め、若い世代があらゆることに挑戦できる社会を実現したい」。デジタル担当相を務め、神奈川17区で4期目の当選を果たした自民党の牧島かれん氏(45)は31日夜、こう強調した。

女性の最年少閣僚として選挙期間中は応援で全国を駆け回り、地元入りはわずか4日間。「若い女性らが私の姿を見て『こんな道もあるのか』と思ってもらえればうれしい」と語る姿に周囲の期待も高く、当選祝いで事務所に駆け付けた河野洋平元衆院議長は「男女ひっくるめて、若手の先陣を切って走ってほしい」と、エールを送った。

女性活躍担当相の野田聖子氏(61)=自民=も期間中、ほとんど地元の岐阜1区入りできなかったが、他を寄せ付けず10選を果たした。初出馬時から支援する追立(おいたて)涼子さん(72)は「これまでの選挙と異なり、子育て世代や保育士ら女性有権者が進んで投票に行ってくれたと感じる」と振り返り、「実行力を持って政治を行っていってほしい」と話した。

一方、東京8区で自民元幹事長の石原伸晃氏(64)を破って初当選し、野党共闘の象徴となった立憲民主党の吉田晴美氏(49)は「(女性議員の割合は)あまりにも低い」と嘆く。

「生活用品や食料品の買い物をする女性の声、医療や保育、介護といった女性が多い職場からの声が届いていない」とし、「非正規雇用など不安定な働き方が多く、結婚や出産をして一度(仕事を)辞めたら正社員に戻れないなど、女性ならではの『諦め』を変えたい」と力を込めた。