産経抄

11月1日

これまでの人生でつらかった出来事は多々あるが、大学受験に失敗したことも忘れがたい。自分の学力を過信し、本命どころか滑り止めだと軽くみていた学校にまで振られた経験は、今となっては貴重でも当時は耐えがたい屈辱だった。

▼今回の衆院選では、実績あるベテラン候補が、無名の新人に猛追され、落選したケースも目立った。受験生なら来年またチャンスがあるが、次の衆院選までは最長4年もある。屈辱に耐えて捲土(けんど)重来を期す心境は落ちた者にしか分からない、とは経験者の弁だ。

▼自民党はなぜ議席を減らしたのか。野党が訴えた政策が魅力的だったわけではあるまい。4人が出馬して盛り上がったはずの自民党総裁選から1カ月しかたっていないのに、支持者の熱気がもうひとつだったのだ。

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