京王線刃物男「小田急事件参考にした」 17人搬送

京王線の車内で、警察官に事情を聴かれる服部恭太容疑者=31日夜、東京都調布市の国領駅(乗客提供)
京王線の車内で、警察官に事情を聴かれる服部恭太容疑者=31日夜、東京都調布市の国領駅(乗客提供)

31日午後8時ごろ、東京都調布市の京王線国領駅付近を走行していた電車内で「刃物を持った男がいる」と110番通報があった。男は、車内に油のような液体もまいて火を付けたという。警視庁捜査1課や東京消防庁によると、10~70代の男女17人が負傷するなどして搬送された。このうち刺された70代の男性が意識不明の重体。警視庁は殺人未遂の現行犯で男を逮捕し、調布署に捜査本部を設置した。

捜査本部によると、男は自称、住所・職業不詳の服部恭太容疑者(24)。「2人以上殺して死刑になりたかった。(今年8月の)小田急線の刺傷事件を参考にした。誰でもよかった」などと話しているという。捜査本部が犯行状況などを調べている。

電車は京王八王子発新宿行きの上り特急(10両編成)で調布駅を出て明大前駅に向かっていた。服部容疑者は3号車に乗っていて座っていた70代の男性の右胸を刃物(刃渡り約30センチ)で刺した。その後、5号車でペットボトルに入れていた液体をまいて、ライターで火を付けたという。シートなどが燃えたが消し止められた。

服部容疑者は刃物は通販サイトで購入し、液体はライターオイルと説明。「小田急の事件では、サラダ油で火がつかなかったからだ」と供述している。

電車は緊急停止ボタンが押され、国領駅で停車して乗客が避難した。