法人所得70兆円2年ぶり増 巣ごもり需要で小売好調

国税庁=東京都千代田区霞が関
国税庁=東京都千代田区霞が関

国税庁は1日、令和2年度に決算期を迎えた法人の申告所得総額を70兆1301億円と発表した。2年ぶりに増え、前年度に比べ7・9%増。総額として過去3番目だった。

担当者は「新型コロナウイルス禍で飲食、旅館業が不振だった半面、自宅で食事や娯楽を楽しむ巣ごもり需要が伸び、小売業が好調だった」と分析。申告期限の延長が認められ、前年度に含むはずの所得が集計されたことも要因とみている。

黒字と申告した法人の割合は35・0%で、申告1件当たりの額は前年度比6・8%増の6662万8千円。一方、赤字の合計となる申告欠損額は60・1%増の23兆7219億円で、1件当たりの欠損額も56・1%増の1212万1千円となり、二極化が進んだ。

源泉所得税の額は1・2%減の19兆624億円。うち給与所得は0・7%減の11兆3333億円。株の売買などで得られる譲渡所得は79・5%増の5420億円だった。

法人数は322万社。9年連続で増え、過去最高となった。

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