6年ぶりのCOP26首脳級会合で気候変動問題協議

1日、英北部グラスゴーのCOP26会場に到着したジョンソン英首相(ロイター)
1日、英北部グラスゴーのCOP26会場に到着したジョンソン英首相(ロイター)

【グラスゴー(英北部)=板東和正】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合が1日、英北部グラスゴーで開催。温室効果ガスの削減目標や途上国への資金支援などをめぐり、各首脳が2日まで討議する。首脳級が集まるのは、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」が採択された2015年のCOP21以来6年ぶり。

英政府などによると、議長を務めるジョンソン首相が会合の開会式で演説し、気候変動対策のため「明確な約束と具体的なスケジュールが必要」と強調。英国は、パリ協定が掲げる「産業革命前と比べた世界の気温上昇をできれば1・5度以内に抑える」との目標を実現するため、温室効果ガス排出量を2050年に実質ゼロにするよう呼びかける。

会合では、途上国などの首脳が対策のための資金支援を先進国に要求する。先進国は20年までに、途上国などの気候変動対策として、年間1千億ドル(約11兆4千億円)を支出する目標を掲げているが達成されていない。

COP26に先立ち、主要国首脳がローマで参加していた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が31日閉幕した。G20でも気候変動対策が討議され、バイデン米大統領は会議後の記者会見で、中国とロシアが温室効果ガスの削減目標を引き上げなかったことに「失望」の意を表明。COP26の場で圧力をかける構えを見せた。