<独自>維新松井代表 衆院選後の党代表選に立候補せず

衆院選後に日本維新の会の代表を退任する意向を固めた松井一郎代表=30日午後、大阪市中央区(恵守乾撮影)
衆院選後に日本維新の会の代表を退任する意向を固めた松井一郎代表=30日午後、大阪市中央区(恵守乾撮影)

日本維新の会の松井一郎代表が、衆院選後に党代表選が行われる場合は立候補せず、来年1月の任期満了をもって退任する意向であることが31日、維新関係者への取材で分かった。来年夏に参院選を控えるなか、精神的支柱として松井氏の続投を求める声は党内でも大勢だが、本人は後進に譲る考えとみられる。

今回の衆院選で党勢を拡大に導くことが確実視される党首が退任するとなれば異例。平成24年の結党以来、屋台骨として率いてきた松井氏が退けば、党の求心力低下は免れない。

維新関係者によると、松井氏は内々に「代表選に立候補しない」と話しているという。

党規約によると、維新は衆院選などの大型選挙から45日以内に、代表選を実施するかどうか決定すると規定。令和元年の参院選後には、国会議員や地方議員ら特別党員による郵便投票の結果、代表選を実施しないとなり、松井氏の続投が決まった。

維新事務局によると、代表選を行うかどうかを、代表に決める権限はなく、代表選が実施されなければ、松井氏が再任される可能性もある。一方、松井氏が立候補しない意向を表明すれば、代表選実施に傾くとみられる。松井氏の任期は衆院選投開票日の10月31日から90日後に当たる来年1月29日。

松井氏は橋下徹前代表の後を受けて平成27年12月、代表に就任した。昨年11月に看板政策の大阪都構想が住民投票で否決され、兼務していた大阪維新の会代表を辞任。令和5年春の大阪市長の任期満了に伴い、政界を引退する意向を示している。