自民入り目指す細野氏当確「第二の政治家人生スタート」 静岡5区

静岡5区で当選を決め、あいさつする無所属の細野豪志氏=31日夜、静岡県富士市
静岡5区で当選を決め、あいさつする無所属の細野豪志氏=31日夜、静岡県富士市

「負けたら政界引退」を公言して臨んだ戦いで、自民党入りを目指す元民主党の実力者が再び強さを見せた。静岡5区に無所属で出馬した前職の細野豪志元環境相(50)は、早々に連続8度目の当選を確実に。ほどなく富士市内の選挙事務所前に姿を見せ、しゃがれた声で、「政治家の第二の人生をスタートさせる」と宣言した。

「私を裏切り者という人の気持ちは受け止める」。選挙期間中、「変節」の経緯説明に時間を費やした。

旧民主政権で閣僚を歴任。共産との共闘色が強まる党運営を嫌い、平成29年に離脱して「希望の党」を結成したが、同党は同年の衆院選で惨敗した。安全保障など自身の政策実現をかんがみ、再三、批判の的にしてきた自民に再起の場を求めた。

31年1月、自民内で大きな力を持つ二階俊博氏率いる二階派(志帥会)の特別会員に。それでも、地元の反発は強く、同じ静岡5区の自民公認で、岸田派に所属する前職の吉川赳氏(39)に比例復活を許さないほどの「圧勝」が、入党の条件となった。

事実上の保守分裂となった戦いを制し、今後の焦点は、正式入党が容認されるかどうかとなる。「国政のフロントラインにカムバックしたい」。かつて民主のホープと期待された男は目を赤くしながら、こう語った。