大阪11区 維新・中司氏が佐藤、平野両氏破る

維新新人の中司宏氏(65)が、知名度の高い自民の佐藤ゆかり氏(60)、立民の平野博文氏(72)の前職2人を破り悲願の初当選を果たした。

午後8時の投票締め切りと同時にテレビで当確が伝えられると、中司氏は枚方市内の選挙事務所に集まった支持者に大きな拍手で迎えられた。

中司氏は「選挙戦で多くの人に会い、国政への意見を聞かせていただいた。枚方と交野を愛するのと同じ気持ちで、コロナで疲弊し、格差が広がる日本社会に明日を切り開いていきたい」と改めて決意を表明。「がんばるぞ!」を三唱した後、拳を合わせるグータッチで支持者らと喜びを分かち合った。

中司氏は28年前の衆院選で落選して以来の国政挑戦。枚方市長や府議の経験を生かし、早くから衆院解散をにらんで準備を進め、地域へのあいさつ回りや街頭演説など地道な活動を続けてきた。選挙戦では地元議員らの応援で支持を固め、激戦を逃げ切った。

一方、佐藤氏は連日、同僚政治家らの応援を受けて追い上げを図ったが、運営をめぐって党支部と生じた対立が響き、苦しい戦いを強いられた。

無所属から立民に転じて8回目の当選を狙った平野氏は維新の勢いを前に反自公票の受け皿になれず、野党共闘は不発に終わった。