京王線で出火、刃物男逮捕 11人負傷、1人意識不明

事件のあった京王線で、車内を走って逃げる乗客。炎が上がっていた =31日夜、東京都調布市の国領駅(乗客提供)
事件のあった京王線で、車内を走って逃げる乗客。炎が上がっていた =31日夜、東京都調布市の国領駅(乗客提供)

31日午後8時ごろ、東京都調布市の京王線国領駅付近を走行していた電車内で「男が刃物を振り回している」と通報があった。男は車内に油のような液体もまいて火を付けたという。警視庁調布署によると、11人の乗客が負傷して救急車で搬送されるなどした。このうち刺されたとみられる60~70代の男性が意識不明の重体だという。ほかの10人は命に別条はないとみられる。警視庁は殺人未遂の現行犯で男(24)を逮捕した。

捜査関係者などによると、男はキャラクターの服を着ていたという。警視庁は動機や詳しい犯行状況について調べている。

捜査関係者らによると、電車は上りの特急電車で調布駅を出た後、明大前駅に向かっていた。男は国領駅付近で乗客を刃物で切り付けるなどし、重体の男性は3号車にいたとみられている。その後、持っていた液体を5号車でまいて火を付けたという。男は通報で駆け付けた警察官に取り押さえられた。

東京消防庁によると、電車内のシートが燃えたが、約30分後に消し止められた。電車は、通過予定だった国領駅に緊急停車。車内にいたとみられる乗客が投稿したツイッターの動画には、駅に到着した車内から、乗客が窓から次々と助け合いながら脱出する様子が映されていた。

この影響で、京王線は上下線で運転を見合わせるなどした。