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橘ジュンの人生相談

コロナ禍 前向きに就活できない

イラスト・千葉真
イラスト・千葉真

相談

34歳、女性。最近、私の原動力である「やってみたい」との思いが浮かばなくなりました。

事務の契約社員として働き、来年3月末の期限が来たら、更新されるかは未定です。大学卒業後、正社員で働いた時期もありましたが、とてもしんどく感じました。以降、派遣社員として、フットワーク軽く、数社転職し、「次はどんな職場で働こうかな」と前向きでした。

ところが、新型コロナウイルスの流行を境に、「やってみたい」という次の職場への期待・希望が奪われました。コロナへの恐怖心が強く、職場の感染対策が一番の関心事となり、今までのように前向きに就職活動ができそうにありません。

今では年齢的に派遣・契約で働くことにも焦りや不安を感じるようになりました。この不安をどうすればいいでしょう。

回答

声をありがとうございます。

以前のように前向きな気持ちになれなくてお悩みとのこと。新型コロナウイルスの流行を境に「恐怖」や「不安」の方の気持ちが大きくなってしまって、職場の選び方や関心事が変わってしまったのですね。「やってみたい」というやる気は、生きていく上でとても重要ですよね。

さて、きょう(31日)は全国で衆議院議員選挙があります。今回の悩み事となんの関係があるの? と思われるかもしれませんが、政治は私たちの生活と直結しています。

政党によってさまざまな政策が打ち出されていますが、感染症対策はとても気になりますよね。「政治を選ぶ」ことは、あなたが今、抱いている不安や切実な思いを、将来、感じなくても済むような政策につなげたり、どんな暮らしを望むのかを表明できる、貴重な機会です。

私も、各党の感染症対策や税金、給付金、社会保障のことなど、テレビを見たり、新聞を読んだり、演説を聞いたりなどして参考にし、自分なりに考える時間を作っています。特に困難な問題を抱えている方への政策は気になっています。

私たち一人一人の未来につながるのが選挙ならば、あなたの悩みや不安もまた、あなただけの問題ではないと思います。

安心できる暮らしができるように、困っている人にしっかりと寄り添ってくれそうな人は誰なのか。先行きに希望が持てなくなったとき、不安な気持ちがふくらんでしまったときに、どうすればいいのか。こんなときだからこそ、それを一緒に考えてくれるリーダーを選びたいじゃないですか!

若者世代の投票率が上がれば、若者向けの政策が増えていくと思いますし、そのためにも声を届けて、投票へ行くという行動をまずは起こしてみませんか。

回答者

橘ジュン 昭和46年生まれ。NPO法人「BOND プロジェクト」代表。街頭パトロールやメールなどで少女たちの悩みを聞き、支援している。厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」構成員。主な著書に「最下層女子校生 無関心社会の罪」(小学館新書)。