核協議、イランに誠実な努力要求 米英仏独首脳

バイデン米大統領(ロイター=共同)
バイデン米大統領(ロイター=共同)

米英仏独の4首脳は30日、訪問先のイタリア・ローマで、イラン核合意の再建を目指す協議の再開に向けて会合を開いた。会合後に発表した共同声明で、イラン側が示した11月末までの協議再開方針を踏まえ、イランのライシ大統領に対して「交渉妥結に向けて誠実な努力を求める」と表明した。

バイデン米政権はトランプ前政権が離脱した核合意の再建に向けてイランとの間接協議を4月に開始した。だが6月にイラン大統領選で反米保守強硬派ライシ師が当選し中断。間接協議は核合意に残る英仏独中ロなどが仲介役で、米国の復帰や対イラン制裁解除、イランの核開発制限などが話し合われてきた。

4首脳は声明で、イランがウラン濃縮度を高めるなど「核開発に向けた挑発的な動きを加速させている」と批判し「深刻かつ増大する懸念」を示した。核開発を進展させ続ければ「核合意復帰の可能性は危うくなる」と危機感を強調した。

一方で「核合意への復帰は制裁解除につながる」と歩み寄りを呼び掛けた。(共同)