立民・小川氏、12年ぶり議席奪還 密着映画追い風 香川1区

立憲民主党の小川淳也氏=31日午後8時21分、香川県高松市(柿平博文撮影)
立憲民主党の小川淳也氏=31日午後8時21分、香川県高松市(柿平博文撮影)

今回の衆院選で、立憲民主党や共産党など5党は全選挙区の約74%に相当する213選挙区で候補者を一本化。香川1区(高松市など)では立民前職の小川淳也氏(50)が菅義偉(すがよしひで)内閣で初代デジタル相を務めた自民前職の平井卓也氏(63)らを破り、12年ぶりに選挙区の議席を奪還した。

当選確実の報は、投票終了とほぼ同時刻の午後8時過ぎ。高松市内の選挙事務所では集まった支援者から拍手が起こり、小川氏は「悲願の選挙区当選、本当に皆さまのおかげです。中央政界の現場で、大きな役割を果たしたい」と感極まった様子で語った。

過去6回の対決のうち、選挙区で勝利したのは旧民主党に政権交代した平成21年のみ。祖父と父が閣僚経験者という強固な地盤を誇る平井氏に苦杯をなめさせられ続けてきた。

潮目が変わったのは、昨年6月に公開されたドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」(大島新監督)。総務省を辞め、家族の猛反対を押し切って初出馬した平成15年の衆院選以降の密着映像で一気に知名度を上げた。

平井氏は菅内閣の看板政策を担い注目を集めたが、選挙戦では出遅れた。終盤には岸田文雄首相をはじめとする大物が続々と応援に入ったが、及ばなかった。