ハロウィーン仮装まばら 渋谷「時短解除」混乱なし

警察官が警戒する中、混雑する東京・渋谷駅付近を仮装姿で歩く人たち=31日夜
警察官が警戒する中、混雑する東京・渋谷駅付近を仮装姿で歩く人たち=31日夜

仮装姿の若者らが街を練り歩くなどする「ハロウィーン」が31日、本番を迎えた。東京・渋谷では、都などに出されていた飲食店への時短要請が解除されて初めて迎える日曜日。コロナ自粛の反動で、地元からの「自粛要請」にもかかわらず混乱も懸念されたが、雨の影響もあり仮装姿の人はまばらだった。(根本和哉)

JR渋谷駅前のスクランブル交差点では、買い物客や通行人らに混じり、夕方から仮装する若者の姿がみられるようになった。周辺には、警視庁がパトカーや機動隊の車両を配備して警戒にあたり、警察官が交通整理に追われた。

友人と「赤頭巾」の仮装をして訪れた横浜市の専門学校生、岩切千桜(ちさ)さん(19)は「いろんな人と写真が撮れて楽しい」と笑顔を見せた。ただ、コロナ感染が気がかりで「早く帰ろうと思う」と話した。流行したアニメのキャラクターや、衆院選投開票日の当日と重なったため投票箱に扮(ふん)した人の姿もあった。

コロナ禍前は、仮装客や見物客ら数万人で混雑しトラブルが横行。渋谷区は令和元年に期間中の路上飲酒などを禁じる条例を施行した。こうした中、昨年はコロナ禍で来訪者が激減したが、その反動で今年は再び混乱が生じるのではないかと懸念されていた。

一方、飲食店を中心に時短要請明けの「人出」への期待もあったが、センター街近くのお好み焼き店の店員、林龍男さん(27)は「思っていたより人が入らない」と話した。