衆院選長野1区 野党牙城に自民が総力戦

長野県庁前に設置された衆院選用のポスター掲示板(右)=18日、長野市(原田成樹撮影)
長野県庁前に設置された衆院選用のポスター掲示板(右)=18日、長野市(原田成樹撮影)

第49回衆院選は31日、投開票される。30日、各候補は街頭などで最後の呼びかけを行い、12日間にわたる選挙戦を終えた。県内では野党による候補の一本化が進み、全5選挙区のうち3つで一騎打ちの戦いが繰り広げられるなどし、終盤まで息の抜けない競り合いがみられた。

1区

長野1区は、文部科学相を務めた小坂憲次氏が平成21年の衆院選で敗れて以来、自民党は立憲民主党の篠原孝氏に4連敗を喫している。今回の衆院選では元参院議員の新人、若林健太氏を登板させ、今や野党の牙城となった1区の切り崩しにかかっている。選挙戦は、篠原氏が一歩リードした状態で終盤を迎えた。

30日、篠原氏は長野市などで遊説し、麻生太郎副総裁の地球温暖化発言など政権批判を展開した。さらに「総裁選で4人の候補中2人も女性を出して多様性を印象付けるなど、自民党をさんざん宣伝。ぼろが出ないうちにと、早く選挙をやった」と選挙日程を批判。「自民党をこれ以上政権の座に置いていくわけにはいかない。そのためにわれわれは共産党などと大同団結してやっている。自分は、その先頭に立って頑張っており、ぜひ議席を与えていただきたい」と訴えた。

一方、若林氏も選挙区を回り、「野党は批判や文句ばかり。批判や文句の中に未来はない。私は国政で、地域を良くするため法律や制度などを変えるなどの仕事がしたい。地域を取り戻したい」と声をからした。

その上で「皆さんのおかげでようやく接戦に持ち込めたと言われているがなお厳しい」と、集まった支援者らには周囲への投票呼びかけを頼んだ。長野市の遊説では、中選挙区時代に旧1区を地盤とした、父で元農水相の若林正俊氏も登壇し、支持を訴えた。