新型コロナ下での衆院選 最終日 感染防止手探り

有権者にグータッチで支持を訴える候補者(右)=30日午前、大阪市内(須谷友郁撮影)
有権者にグータッチで支持を訴える候補者(右)=30日午前、大阪市内(須谷友郁撮影)

衆院選は30日、選挙戦最終日を迎え、全国の候補者らは朝から街頭に立ち、有権者らに支持を呼び掛けた。新型コロナウイルス感染の「第5波」は収束したものの、手探りの感染防止対策に追われた12日間となった。有権者とのソーシャルディスタンスを確保しつつ浸透を図るには、難しさもあったようだ。

選挙戦では、街頭演説をする候補者の近くで陣営スタッフがパネルを掲げて密集しないよう呼び掛けたり、接触を避けるため、握手のかわりに候補者と有権者が肘と肘をタッチしたり、こぶしを突き合わせる「グータッチ」もみられた。

各陣営とも対策に追われたが、最終盤の28日には東京で立候補者が感染し、事務所内でクラスター(感染者集団)が発生したことが明らかになるなど、コロナの影響を色濃く映し出す選挙戦だった。

ある陣営の関係者は「有権者が本当に支援してくれているかがわかる握手ができず、手応えがつかみにくかった」と打ち明ける。「常にマスクを着用していたので、候補者の真剣な表情が伝わりにくかった」という陣営もあった。