15歳ワリエワ鮮烈デビュー フィギュア・カナダ女子SP 歴代2位「百パーセントの力出せた」

女子SPで首位のカミラ・ワリエワ=バンクーバー(カナディアンプレス提供・AP=共同)
女子SPで首位のカミラ・ワリエワ=バンクーバー(カナディアンプレス提供・AP=共同)

29日(日本時間30日)に開幕したフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダの女子ショートプログラム(SP)で、15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、世界歴代2位の84・19点で首位発進した。

ロシアの新星が鮮烈なデビューを飾った。15歳のワリエワが世界最高得点(85・45点)に迫る歴代2位の84・19点をマーク。シニア転向1季目のGPシリーズで、いきなり高得点をたたき出し「百パーセントの力を出せてうれしい。落ち着いてできた」と笑った。

非の打ちどころがなかった。冒頭で両手を挙げながらトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて流れに乗った。続く3回転フリップ、演技後半のルッツ-トーループの連続3回転も美しく決めた。スピン、ステップはすべて最高難度のレベル4。表現力を示す演技構成点は出場選手でただ一人36点台に乗せた。

2020年世界ジュニア選手権女王。シニア転向1季目で18年平昌五輪を制したアリーナ・ザギトワ(ロシア)らと同じエテリ・トゥトベリゼ・コーチに師事する。北京冬季五輪の金メダル候補は「今は五輪のことは考えていない」と目の前のことに集中している。

10日に閉幕したフィンランディア杯のフリーでは2種類の4回転ジャンプを計3本成功させ、フリー、合計とも世界最高得点を記録した。さらなる得点更新へ「今日と同じ心構えで頑張りたい」と意気込んだ。(久保まりな)