原坂一郎の子育て相談

スマホばかり触る高2の娘

高校2年生の娘はとにかくスマートフォンばかり触っています。私が「スマホばかりやって!」と怒ると、「今は勉強もスマホで調べて、解説を見たりしている。英語のリスニングや英単語の暗記にも役立てて勉強しているの!」と反論され、逆に怒られます。すべてが自分の時代とは違いすぎる環境に、どう対応していけばいいか困っています。このまま放っておいてもよいものでしょうか。

叱りたくなるその気持ち、わかります。でも今は、高校生は平均1日4時間以上触っているそうで、うちの大学生の娘も一日中触っているように見えます。

一方の娘さんの言い分もわかります。私もかつては、授業中にスマホを見ている学生は注意していましたが、「黒板の文字が正しいか調べていた」など、正当な理由で触っている学生も結構多いことがわかりました。娘さんの言っていることも本当だと思います。

とりあえず、スマホを触っているだけで頭ごなしに注意するのをやめ、しばらくは、スマホでいま何をしているのかをときどき尋ねてみましょう。本当に勉強や調べものが多ければ、娘さんは心配しないでいいタイプのように思います。必ずしもそうではなかったときは、1つだけ条件を付けるのがいいと思います。「ベッドに持ち込まない」「食事中にはしない」「歩きスマホはしない」など、あなたが絶対禁止にしたいものの中から1つを、娘さんに選ばせるのです。自分で選んだのですから、破ったときは1カ月没収くらいの約束はしてもいいと思いますよ。

私は娘も学生も、見ているものに関心をもち、一緒に見て笑ったり、尋ねたりするようにしています。すると、とてもいい関係性ができ、私の注意などもかえってよく聞いてくれるようにもなりました。相手が誰であれ、人に注意をするときはとにかく頭ごなしが一番よくないようです。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士

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