鳥取の遺跡から古代山陰道一部見つかる

養郷狐谷遺跡で見つかった古代山陰道の一部について説明する鳥取県埋蔵文化財センターの坂本嘉和文化財主事=鳥取市
養郷狐谷遺跡で見つかった古代山陰道の一部について説明する鳥取県埋蔵文化財センターの坂本嘉和文化財主事=鳥取市

鳥取市青谷町の丘陵にある養郷狐谷遺跡で、古代山陰道の一部が見つかり、鳥取県埋蔵文化財センターが29日、発表した。道路を直線にするため尾根の一部を埋め立てた跡や、木製くいの痕跡も見つかっており、地形に合わせて土木技術を駆使していたとみられる。

古代山陰道は、飛鳥時代から奈良時代の律令国家が緊急時の連絡網として全国に整備した七道駅路の一つ。

尾根の一部では押し固められた盛り土が10層以上重なり、最大1・5メートルかさ上げして高低差を減らし平らにしていた。くいの跡は道路の端から計4本見つかった。くい跡は幅約20センチ、長さ約1メートル。埋め立ての際に、盛り土を留める役割があったと推定される。

遺跡は標高141~167メートルの丘陵尾根や谷部にある。調査では、20~25度の急斜面を直進する最大幅9メートルの道路跡も確認された。